代表理事よりごあいさつ
この度は当団体のホームページをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
一般社団法人北海道海洋文化フォーラムの代表理事、伊勢伸哉と申します。
北海道は日本海、オホーツク海、太平洋の3つの海に囲まれています。これらの海は北海道に豊かな水産資源をもたらし、その水産物は日本各地をはじめ、世界各地に輸出されています。しかしながら、昨今の地球温暖化は海洋表層の水温を上昇させ、オホーツク海でも南国の魚が水揚げされるようになってきました。地球温暖化による水温上昇は、私たちがこれまでに経験したことのない異常気象や極域における氷形成量の低下の原因のひとつと考えられていますし、極域の氷形成量の低下は深層海流の流れを減衰させ、最終的には地球全体に必要なエネルギーが行き渡らなくなることも懸念されています。また、気候変動や乱獲とも言える過剰漁獲などに加え、最近では海洋プラスチックや赤潮の発生なども問題視されています。文化的側面に目を向けてみると、かつてのニシン漁に代表されるような大規模な漁獲量の変化は、昨今の若者には歴史的な文化として認識されており、その歴史の語り部も年々少なくなっている現実があります。
私たちは、「海を未来へつなぐアクションの輪を広げる」活動をオールジャパンで推進する日本財団のプロジェクト、「海と日本プロジェクト」の北海道エリア担当として、このような海に関わる文化や現状などを幅広い世代に伝え、体験活動などを通して若い世代に海を知ってもらう活動を行っています。
海を守り地球を守るために何ができるか、私たちと一緒に考え行動しませんか?
一般社団法人
北海道海洋文化フォーラム
代表理事 伊勢伸哉